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iPhoneにインストールされているGarageBandアプリとは?

iPhoneに最初から入っている「GarageBand」(ガレージバンド)アプリ、ギターのアイコンから音楽関連のものだと推測されますが、一体どのようなアプリなのでしょうか?

GarageBandは、作曲用ソフトウェア(シーケンスソフト)として2004年1月にMac版がリリースされました。当時の作曲用ソフトウェアは一から制作するものがほとんどでしたが、GarageBandではループフレーズがあらかじめ準備されており、それを並べるだけで簡単に曲を作ることができました。また当時はオプションで高価だったソフトウェアエフェクターも搭載し、マイク端子から入力した音声を、GarageBandだけで加工することもできました。バージョンアップが進むにつれ、Podcastの制作に必要な機能が追加されたり、ギターやピアノのビデオレッスンの受講(Mac版のみ)も可能となりました。

2011年3月にiPad版がリリースされ、同年11月にはiPhone版も登場しました。元々は有料版でしたが、2013年10月からは、Mac版・iOS版とも無料になりました。iPhone版のGarageBandでは、Mac版・iPad版に比べると省略されたインタフェースになっていますが、それでも高品質な楽曲を制作することが可能です。

大きな機能としては、ソフトウェア音源による演奏、外部音源の録音、ループの作成の3つが挙げられます。
ソフトウェア音源では、ピアノを始めとする鍵盤楽器、ドラム、弦楽器、ギターやドラム、民族楽器などをiPhone上で演奏することが可能です。

外部音源の録音はでは、マイクを接続して歌やお喋りを録音したり、ギターやベースを接続してクリーンサウンドやディストーションで鳴らすことができます。
ループの作成では、予め備わっているループを演奏できるだけでなく、並び替えを行ったりオリジナルのループを作成することもできます。

それぞれ演奏したものは、トラックで保存することができ、どんどん音を重ねていくことができます。制作した楽曲はiCloud Driveに保存することができ、ストレオで書き出したものをMacやWindowsのiTunesを使ってファイルとして取り出したり、iPhoneの着信音の形式に書き出して利用することもできます。また、iCloud Driveに保存した楽曲はMac版やiPad版のGarage Bandで開くこともできるので、より細かな曲作りや修正を行うこともできます(Mac版のGarageBandで制作した楽曲は、iOS版のGarageBandは読み込むことができません)。

無料アプリとはいえ、プロクオリティで使用できるループやエフェクトも多く、楽器の演奏経験があったり、楽曲制作に興味のある方には、ぜひとも一度は使ってみて欲しいアプリの一つです。ライブのバッキング演奏や、インディーズアルバムの制作に利用されてみてはいかがでしょうか?

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