iPhoneでWi-Fiの画面を表示した時、その周囲で利用できるWi-Fi電波の一覧が表示されます。鍵のマークがあるものは、パスワードの入力が求められるため、許可されたユーザーしか利用できないことが分かります。鍵のマークがないものを選択すると、パスワードの入力は求められませんが、かといってそのWi-Fiに自由に接続できるわけではありません。
鍵の掛かっていないWi-Fiは、大きく3つに分けることができます。
・パスワード不要でそのままWi-Fiに接続できるもの
・携帯会社が提供しているもの
・公共Wi-Fi
■パスワード不要でそのままWi-Fiに接続できる。
Wi-Fiの電波を発してるルーターにて、そのWi-Fiのパスワードを設定していない場合、利用者はそれを選択するだけでWi-Fiに接続することができます。パスワード不要であっても、家庭用のルーターでは最大接続数が少ないものがあるため、一度に沢山の機器がWi-Fiに接続しようとすると通信が不安定になることがあります。
■携帯会社が提供しているもの
携帯会社が、自社を契約しているのユーザーのためにWi-Fiを提供しています。「docomo Wi-Fi」「au Wi-Fi」「ソフトバンクWi-Fiスポット」があり、使用できるショップの入り口にステッカーで示している場合を多く見かけます。会社やプランによっては、有料オプションに加入する必要があります。
docomoのiPhoneは「docomo Wi-Fi」をそのまま使用できますが、auやSoftBankのiPhoneでは、Wi-Fiサービスに接続する前に設定が必要になります。
設定を行なっているiPhoneであっても、 SIMを抜いていたり、回線が有効でないSIMや他社SIMを入れている場合は、携帯会社のWi-Fiサービスに接続できない場合があります。
■公共Wi-Fi
自治体や公共施設などが提供するWi-Fiでは、利用者の事前登録が必須となっており、未登録の状態ではWi-Fiへ接続できてもその先のインターネット回線へのアクセスができません。ファミリーレストランやコンビニなどの大手チェーン店のWi-Fiでも、利用登録が必要となっています。
■例外
Wi-Fiの電波に接続できても、インターネットにアクセスできない場合があります。無線LANルーターがそもそもインターネット回線に接続されていない場合や、無線LANルーターからインターネット側に接続する機器で不具合が生じている場合は、Safariブラウザでの閲覧やメールの送受信、SNSでのやりとりなどは一切できません。
