iPhoneの操作を行っていて、思いがけずに画面の表示が急に大きくなることがあります。びっくりして戸惑ってしまう方も多いと思いますが、その時は、iPhoneのスクリーンに3本指で同時にトントンと2回タップすると元に戻ります。
画面の表示が大きくなるのは、アクセシビリティのズーム機能が働いている時に起こります。指を3本、トントンとタップ(ダブルタップ)すると画面が大きくなり、もう一度指を3本にしてトントンとタップすると元のサイズになります。
画面表示を行うためのこの機能は、設定アプリ→アクセシビリティ→ズーム機能 からオン/オフを行うことができます。
ズームが機能がオンになっていると、3本指でダブルタップすることで、通常の画面と拡大の画面を切り替えることができます。画面が拡大になっている時に、3本指でドラッグをおこなうと、拡大表示のまま表示した画面を動かすことができます。
また、3本指でダブルタップし、そのままスクリーンを上下にドラッグすると、拡大サイズの倍率を調整することができます。3本指で、トン(1)、トン(2)とタップし、トン(2)の時に画面に指を押し当てたまま、画面上3本指をドラッグさせるのがコツです。最大の拡大サイズは、ズーム機能の「最大ズームレベル」の設定で変更することができます。
最大ズームレベルは15.0倍まで設定が可能です。15.0倍にすると、時計アプリはこのような見え方になります。
「ズーム領域」の設定では、フルスクリーンズームとウインドウズームに2種類を選ぶことができます。フルスクリーンズームは、その名の通りiPhoneの画面全体でサイズが大きくなります。ウインドウズームを選択すると、長方形のウインドウの中にだけ拡大画面が表示されます。ウインドウを移動させたい時は、下に表示されるハンドルを、これまでの3本指ではなく、指1本でドラッグを行います。
今回割愛しますが、他にもキーボードショートカットを使ってBluetoothキーボードからズームの切り替えを行ったり、ズームコントローラを使用して3本指ダブルタップ以外の方法で、ズームをコントロールすることもできます。他にも細かなオプションが設けられています。
なお、ズームした状態でのスクリーンショットを撮影しても、実際にカメラロールに保存される画像は、ズームしていない状態のスクリーンショットと同じものになります。
iPhoneの 設定アプリ→画面表示と明るさ→テキストサイズ変更 を設定することで、メールやメモ、連絡先などDynamic Typeに対応したAppでは文字が大きくなりますが、多くのサードパーティ製のAppや、Safariで見るWebサイトはレイアウトを重視しているため文字は固定サイズになってます。それらの文字が小さくて見づらい場合は、こおのズーム機能を使用すると良いでしょう。最大ズームレベルも最小の1.2倍に設定しておき、実際の拡大表示を試しながら、適切なレベルに設定することをお勧めします。