iPhoneが水没した時の対処法は?修理が必要?

iPhone 6の上に水を大量にこぼしてしまった、トイレに落としてしまった、そんな時はどうしたら良いでしょうか。

ドライヤーで乾かす?冷蔵庫に入れる?お米の中に入れておく?

実はどれも不正解です。

ほんの少々の水分であれば問題ない場合が多いですが、大量の水がかぶってしまったり水没させた場合には、iPhone本体の内部まで水が入ってしまいます。ドライヤーなどで乾燥させて表面が乾いているように見えても、実際に分解してみると水が残っているケースを見受けることがよくあります。このような状態で電源投入をしてしまうと、部品がショートしてしまい機械的に故障してしまうことがあります。

iPhone 6の上に水を大量にこぼしてしまった、トイレに落としてしまった、そんな時は、すぐに修理店に相談しましょう。放置して日数が経つと、内部にサビが発生して腐食が進む場合があります。水没に対応した修理店で適切な洗浄・乾燥を行うと、これまで保存していたデータが復元できる場合があります。


左:iPhone内部に残った水。水濡れシールも赤く反応しています
右:腐食したコネクタ

データが復元できたら、水没したiPhoneは使用せずに、新しいiPhoneを使うようにしましょう。一度水没してしまったiPhoneは、隙間に入り込んだ水分を完全に抜くことが難しいため、後々不具合が発生することがあります。

塩分を含んだ水、特に海水への水没の場合は、適切な洗浄・乾燥処理を行っても、データの復元率はかなり落ちます。塩分を含んだ水は電気を通しやすくなっているため、バッテリーからの電気が、基盤や周辺部品を破壊してしまうことがあります。海水浴にiPhoneを持って行く場合は、特に気をつけましょう。

なお、Apple Store、カメラのキタムラ、ビッックカメラなど、Apple正規サービスプロバイダーでは水没したiPhoneの洗浄・乾燥処理は行っておらず、本体交換修理のみの対応となります。

Appleが公式に「防水」と謳ったiPhoneは、2016年秋に発売されたiPhone 7/7Plus、2017年秋に発売されたiPhone 8/8Plus, iPhone Xの5機種です。これらの機種は、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しているため、少し水をかぶったくらいでは問題は発生しません(15cm〜1mの水深に30分間水没させても内部に水が侵入しない)。内部に水が入らないように、SIMトレイにゴムのパッキンが巻かれていたり、内部にもゴムのシールが貼られていています。


左:iPhoneのSIMトレイです。左がiPhone 7 Plus、右がiPhone 6 Plus。iPhone 7 Plus用はゴムのパッキンが施されている。
右:iPhone 7のフロントパネルのネジ穴にも、ゴムのシールが装着。

ただし、この場合の「水」は「真水」のことであり、コーヒーや海水のような不純物を含んだ水分については、サポート外となる場合があります。また、湿気や水蒸気が入り込んで故障することもあります。水没による故障は保障対象外となりますので、あくまで「生活防水」と考えておくのが良いでしょう。

iPhoneは、ミドルクラスのノートパソコンと同じ価格帯で販売されています。ノートパソコンを扱うのと同じくらい、大事に使用しましょう。日頃のバックアップもお忘れなく。