iPhoneの空き容量が極端に少なくなると、カメラアプリで撮影中に「iPhoneのストレージがいっぱいです」というメッセージが表示されたり、設定アプリに「iPhoneの空き容量が残りわずかです」と注意項目が出ることがあります。

設定アプリで確認してみます。現在のiPhoneの使用可能な領域は 469.2MB。


設定アプリを開くと、使用可能な領域は 492.7MB となっており、写真やアプリを削除することなく、23.5MBの空き容量が増えました。今回のテストでは増えた空き容量は僅かでしたが、場合によっては1GB以上も増えることもあります。
例えば、映画「ベン・ハー」は、1080p HDの映像データが 8.89GB もあるため、iPhoneの空き容量が9GBを下回っている場合は、この方法で空き容量が増加することがあります。
iPhoneをはじめ、パソコンやスマートフォンのシステムには「キャッシュ」という機能が備わっています。
iOSやAppが、データを一時的に蓄えておくことをキャッシュと呼びます。
例えば、SafariブラウザでYahoo!のトップページを見た後に、Appleのサイトを開き、もう一度Yahoo!のトップページに戻ると、1回目よりも2回目の方が、Yahoo!のトップページは早く表示されます。1回目のトップページを開いた時に、ページ内に表示されているYahoo!のロゴや画像は、iPhoneのストレージに一時的に蓄えられます。2回目に開く時には、ロゴや画像は再度インターネットからダウンロードされることなく、一時的に蓄えていたものを使用します。これがキャッシュの機能です。
キャッシュ機能は自動で動作し、データは自動的に蓄えられたり削除されたりしています。前述ではSafariブラウザを例に出しましたが、インターネットに接続するAppは、多かれ少なかれ、キャッシュの機能が働きます。「LINE」「Facebook」「Instagram」なども、このキャッシュの機能が働きます。
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