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iPhoneトピックス:「Wi-Fi」って一体何?

Wi-Fiは、”Wireless Fidelity”の略で、「ワイファイ」と発音します。ハイフンを省略して「WiFi」と記載する場合もあります。日本で無線LAN(むせんらん)機器が初めて発売されたのは1993年ですが、当時は各メーカーの仕様がバラバラで、他社製品を使用することができませんでした。
それらの問題を解決するために、1999年に無線LANを推進する、スリーコムやNokiaなどから構成される業界団体「WECA」(ウェカ、Wireless Ethernet Compatibility Alliance)が発足。どのメーカーの製品でも接続できるように策定された無線LANの規格を「Wi-Fi」と呼ぶようになりました。

無線LANという言葉の「LAN」はLocal Area Networkの略で、主に企業や家庭内などの狭いネットワークを意味します。インターネットからの信号を、ルーターと呼ばれる機器がLANの代表で受け取り、各機器と通信を行います。ケーブルを介しての通信ネットワークを「有線LAN」、ケーブルを使用せずに無線通信を行うネットワークを「無線LAN」と呼びます。その無線LANのルーターが独自の通信をおこなうものであれば、iPhoneは無線LANに接続することはできません。無線LANのルーターがWi-Fiの規格に準拠していれば、ルーターがどこのメーカーであったとしても、同じくWi-Fiの規格に準拠しているiPhoneは無線LANのネットワークに接続することができます。

(画像:BUFFALOより販売しているWi-Fiルーター「WSR-1166DHP3」)

「Wi-Fi」イコール「無料のインターネット」と思っている方も多いですが、実際はケーブルで配線されているインターネット回線を、Wi-Fiルーターが無線に変換しているだけで、設置元がインターネットの使用料金を支払っています。
Wi-Fi機器の中には、モバイルルーターやSoftBank Airのように、携帯電話の通信回線をWi-Fiの電波に変換する機器もあります。日本では、iPhone 5からこのモバイルルーターに相当する機能が搭載されており、携帯会社との契約で「テザリングオプション」を加入すると、設定アプリの「インターネット共有」をオンにすることで、iPhoneからWi-Fiの電波を発生させることが可能です(最大接続数は5台)。

Wi-Fiの電波の出力には制限があるため、電波の届く範囲は、障害物のない屋外の場合など好条件が揃った時で、50〜100mまでと言われています。iPhoneでWi-Fi接続を行いYouTubeなどを動画視聴している場合、その場から移動するとWi-Fiが途切れてしまって3G/4G環境に切り替わっていることがあります。気が付かないうちにパケットを大量消費してしまい通信制限が掛かってしまうことがあるので、気をつけましょう。また、iPhoneのWi-Fiを常時オンにしていると、移動中にiPhoneがWi-Fiの電波を探すため、バッテリーの消耗が早くなります。Wi-Fiを使用しない時は、iPhoneの設定やコントロールセンターからオフにしておくことをオススメします。

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